430MHzSSB運用の実際

先日あるWEBで430MHzは、国内の遠距離交信は出来ないと書いてありました。
これは明らかに誤解です。一昔前までは確かにそうだったかもしれませんが、今では8−6エリア間の通信もめずら
しいことではありません。
430MHz SSBを運用したいが、ワッチしても何も聞こえない、CQを出したいがどこで声を出せば良いのか分からない
ということを時々聞きます。そのような局のために430SSBの世界をご紹介いたします。

運用周波数は?
430MHz SSBで運用することができる周波数は430.100MHzから431.000MHzです。
あなたがCQを出すとすれば、430.110MHzから430.390MHzくらいまでが良いでしょう。
この範囲内で.110、.130、.150というように奇数×10KHzの20KHzステップで運用することが多いようです。
ワッチする場合は430.110MHzから430.610MHz程度までですが上記430.390付近までが多いようです。
またCQは必ずしも20KHzステップで出ているわけではありませんので、ワッチは連続で行いましょう。
グループ、地域、個人によっては使用する周波数を決めている場合がありますが、CQを出す際には周波数をあまり
気にする必要はないでしょう。
ただし、下記のスケジュール時間帯や、何も聞こえなくても、移動情報、リアルタイム情報等でワッチしている局から、
「○○で運用中です。」と言われることがありますので、その場合は配慮しましょう。

運用時期・時間帯は?
ウィークデーの昼間は非常に少なく、交信ができたとしてもモービル局が多いのではないかと思います。季節的には、
冬場は少なく交信相手が見つかるまで時間がかかるでしょう。
交信相手が多いのは、ウィークデーの夜間と土日の昼夜に集中しています

スケジュール
各地でスケジュールが行われています。
該当エリア局のスケジュールへの参加は自由です。また、該当エリア以遠のエリアからの参加は歓迎されることが多
いようです。その場合は近い方のエリアのキー局のコントロールによる、遠い方のエリアとの交信になります。例えば、
1−3エリアとのスケジュールで4エリアからの参加は、1エリアとの交信になります。